岸野農園

コロナで生まれた意外な需要/岸野農園


仲町/農業『岸野農園』の岸野昌さんにお話を伺いました。

Q. まず岸野農園さんについて教えてください

この農園では、主に路地栽培を行っています。近年の気候では、ビニールハウス栽培の温度や水の管理がとても大変になってきたのが理由です。路地畑で量産しA級品を選出して販売しています。
収穫までには一年程度かかる野菜もあるので「毎回一からの作り出し」を楽しみながら、愛しさも感じております。

インタビューに答える岸野昌さん
● インタビューに答える岸野昌さん

数少ない東京GAP認証取得の生産者

Q.最近、話題になっている「東京都GAP」の認証を取得したそうですが、GAPとは?

GAP(ギャップ)とは「Good(良い)Agricultual(農業)Practice(実践))」の略で、東京都GAPは東京都独自の資格になります。安心安全な野菜と作業にチャレンジする農家に、東京都認証のガイドラインにより与えられる認証です。

東京GAP取得の生産者である表示
● 東京GAP取得の生産者である表示

Q.岸野農園さんの自慢の野菜について教えてください。

市場にあまり出回らない野菜で「滝野川ごぼう」を始めとした江戸東京野菜を栽培しています。他に「ロマネスコ」(うずまき形のカリフラワー)は変わり物なので皆さん手に取って下さいます。見た目がユニークなので料理に映えるのが人気な点だと思います。
また、丁寧に育てることで特大のジャガイモを作っています。こちらは主に小平市の学校給食用に出荷しており、大きいとロスが少ないと喜ばれています。

普通のジャガイモと通常の3〜4倍近い大きさのジャガイモ
● 普通のジャガイモと通常の3〜4倍近い大きさのジャガイモ

農家へのコロナの影響は、、、

Q.岸野農園さんのコロナの影響は如何でしょうか?

意外なのですが、野菜の需要は増えました。外出自粛で家庭料理をする方が増えたからだと思います。
庭先販売もしておりますが、午前中にほぼ、完売状態になります。卸先のファーマーズや都心の八百屋などでも需要が増えております。東京駅丸の内で行われる予定の江戸東京野菜を楽しむイベントが中止になったのは残念でした。

Q.岸野農園さん以外の農家全体へのコロナの影響はあるのでしょうか?

今回の農家への影響は、市場全体で見ますとかなりのダメージだと思います。特に学校給食をメインに出荷している農家は一番ダメージを受けたと聞いております。ここに来て小学校と相談して保護者向けに学校敷地内で即売会を行っているところもあります。

Q.最後に何か一言お願いします。

皆さんコロナの影響でご苦労されていると思いますが、散歩ぐらいはしているでしょう。庭先販売所を見つけましたら、是非お立ち寄り下さい。今旬なのは「トウモロコシ」です。

■ツナガル飲食店情報は最後にご紹介!

岸野農園さんについて

[住  所]187-0042 小平市仲町300

Q.小平市では小平を盛り上げるべく下記のキャンペーンを行なっています。
岸野さんのオススメ飲食店舗を教えてください。

近くのおソバ屋『増田屋』さんの天ぷらとか美味しいなぁと思いますね〜。

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One thought on “コロナで生まれた意外な需要/岸野農園

  • 昨年、地元小学校3年(今4年生)サッカーチーム子供と保護者で「トウモロコシ」の摘み取り体験をさせていただきました。いつもは家族、孫に岸の農園さんの
    野菜をおいしく食べています。トウモロコシ摘み取りでは、摘み取り方法、美味しく、粒がそろっているものの指導をしていただき、子供たちも喜んでいました。
    今年は、コロナ禍で学校グランド使用禁止、練習の中止などで、できませんでした。

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