コロナ禍、そしてこれからの神社/小平神明宮


小川町/神社『小平神明宮』の宮崎進さんにお話を伺いました。

Q.小平神明宮さんについて教えてください。

小平神明宮は来年で御鎮座360年を迎えます。
当時、水に乏しかったこの地に開拓の為に移り住んだ人々の暮らしの安全と発展を願い祀られました。御主神は天照大神様です。合わせて12の神様をお祀りしています。

● インタビューを受ける神主の宮崎進さん

コロナ禍前から存在する神社の状況

Q.神社全体のコロナの影響はどうでしょうか?

感染拡大防止の観点から全国的に神輿渡御や露店を伴う行事は軒並み中止になっております。その事により、目に見える損失というよりは人々の空虚感であったり気持ちの勢いの面で大きな影響があったと感じています。
現在、神社は全国に約8万5千社ありますが、宮司さんの人数は約1万1千人しかいません。
多くの宮司さんが何社も兼務されているのが実状です。そして毎年神社の数は減っています。
氏子世帯の減少に伴い、特に過疎地域に於いては神社経営そのものが成り立たなくなってきています。
これからの時代、祖先から受け継いだ神社神道という大切な文化を守る為、「なんでもあり」ではいけませんが、氏子制度を守りながら新たな層を獲得していく策を神社界全体で講じる必要があると思います。

Q.御朱印ブームなどは神社に影響がありますか?

御朱印はお参りの証です。
中には御朱印集めをされている方も多くいらっしゃいますが、心から神社に関心を持ってもらえるように繋げる事が重要だと思います。

● 自然豊かな小平神明宮さんの本殿

初詣は混みそうな日時を避け余裕を持って

Q.コロナ禍の中の印象深いエピソードを教えてください。

緊急事態宣言下に於いては、外出を控える為か御祈祷の申し込みはパッタリ無くなりましたが、参拝に訪れる方は通常よりも増えました。
接触感染防止の為か、鳥居をくぐらず通りから手を合わせる方や、鈴を鳴らさずお参りをされる方もいらっしゃいました。
コロナ早期終息を願い神様にお参りする日本人の心を強く感じました。

Q.神明宮さんのコロナ対策について教えてください。

手水舎の柄杓を一時的に撤去し、賽銭箱の前には手の消毒液を設置しています。
御祈祷は今のところ原則として1回につき1組ずつ行っています。
検温や手の消毒・マスクの着用をお願いしています。神職も祝詞奏上以外、マスク着用でご奉仕させて頂いています。
これから七五三・初詣のシーズンに入りますが、密を回避して安心してお詣り頂けるよう例年よりも期間を広げて行います。

● 小平市有形文化財の小川村開拓碑

Q.最後に何か一言お願いします。

日本人の心に今も変わらずにある、何かあった時に神様に縋りたいという気持ちを大切にして、神社がいつまでも人々の拠り所としてあり続けなければならないと改めて感じました。

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小平神明宮さんの情報

[住  所]小平市小川町1-2573
[電  話]042-341-0407
[社務所・札所開所時間]9:00〜17:00
[ホームページ]https://kodaira-shinmeigu.jp/

Q.小平市では小平を盛り上げるべく下記のキャンペーンを行なっています。宮崎さんのオススメ店舗を教えてください。

地元の農家さんが丹精込めて作ったお野菜をオススメします。直売所にぜひ訪れてください。

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