小平市の事業所や飲食店のコロナ禍での影響や取り組みを紹介します
小平市民の想いが溢れた母の日/フローリスト・ノザキ
小平駅/花屋『フローリスト・ノザキ』の野崎幸重さんにお話を伺いました。
Q.フローリスト・ノザキさんについて教えてください。
父が53年前に会社として起業し、ずっと花屋をやっています。ルネこだいらの横に移転したのは27年前です。調布や新宿などにも出店し、店舗数を増やしたこともありましたが、今は目の届く範囲で経営していきたいと思い、小平駅に2店舗で経営しています。
花屋を一括りにできない理由
Q.フローリスト・ノザキさんはコロナでどのような影響がありましたか?
花は農作物なので捨てられてしまう。ちょうど時期が卒業式や歓送迎会など人が動く時期なのに需要が一切なくなってしまった。
うちの場合はルネこだいらの演奏会などが全て止まってしまったのが大きかった。
花屋は業態によって影響が様々で、スーパーに卸している花屋は自粛期間中のスーパーが混んだ時期にとても売れたそうです。
強い影響を受けたのがホールを抱えているうちのようなお店、結婚式や葬儀に卸している花屋は軒並み下がりました。
実のことを言うと、街の小売の花屋はそんなに影響は受けていないのです。
せめて、花でも。せめて、気持ちだけでも
Q.コロナ禍の中で印象深いエピソードがあれば教えてください。
母の日は例年以上のお客さんの数で、入店規制をしている影響もありずっと長蛇の列で、最終的には売る花が無くなってしまいました。
今回は外出自粛で実家に帰ることができず、「せめて、お花でも」というお客さんがすごく多かった。
都内のデパートが閉まっていることも原因で地元の花屋に目が向けられたのだと思います。
また、在宅の中で人の心を癒すことができるのが花の力です。
母の日以外でもみんな口々に「せめて気持ちだけでも明るくなりたいから」と買っていくお客さんが多かった。
Q.コロナ禍の中で癒しの香りがする等のおすすめの花はありますか?
花ではないですが、仕切りをアクリル板にするのではなく、観葉植物で作っているケースを聞きました。そう言う植物の使い方も癒しの効果があり良いなと思っています。
Q.最後に何か一言お願いします。
経営者になるとついつい経営のことで頭がいっぱいになってしまう。けれども、『花屋として初心に戻ってお客さんに接する』そういうことを思い直す良い機会だったと思う。そこに立ち戻ってやっていけば時間はかかるだろうけど、いつか元に戻る。そう信じてやっていきたいと思います。
■ツナガル飲食店情報は最後にご紹介!
フローリスト・ノザキさんの店舗情報
[住 所] 小平市美園町1-8-1 |
[電 話]042-347-0878 |
[営業時間]9:00〜19:00 |
[定 休]水曜日 |
[ホームページ]http://www.florist-nozaki.com/ |
Q.小平市では小平を盛り上げるべく下記のキャンペーンを行なっています。野崎さんのオススメ店舗を教えてください。
小平駅北口と南口の「清乃」です!