小平市の事業所や飲食店のコロナ禍での影響や取り組みを紹介します
地域に貢献!兄弟で営むやきとん屋さん /やきとん ゆうやけ
一橋学園駅南口/『やきとん ゆうやけ』さんにインタビューしてきました。
やきとんとは、豚の内臓肉を串焼きにした料理である。
『ゆうやけ』では、この他にモツ煮やお酒を楽しむことができ、テイクアウトも行っている。
兄弟で営むやきとん屋
『ゆうやけ』は、店長で兄の中村優さんと弟の駿作さんのご兄弟で営んでいる。
店長は初めお酒の区別もつかなかったが、「60歳までできる仕事がしたい」と一念発起、弟さんが手伝う形で1年前にお店をオープンした。
こだわりは、その鮮度である。モツ肉は冷凍せず、必ず検査をし、すぐに送ってもらう。
Q.小平にお店を出したきっかけをおしえてください。
修業期間を経て、独立する際にたまたま紹介してもらったのが小平でした。線路沿いを歩いた時に直感で決めましたが、間違いなかったと思います。客観的に街の雰囲気が良く、人も良い。
Q.(弟さん)お兄さんを手伝うことになった決め手は?
やっていて楽しいし、街も好きであることがモチベーションになっています。
コロナ禍でも前進
お店にはサラリーマンと地元の方が多く訪れる。
現在、コロナの影響でお客さんは通常時の半分ほどだが、自粛期間には地元の応援が力になったという。
「テイクアウトを始めたら買いに来てくれたり、今まで週1で来ていた人が週に3回4回来てくれたり。一緒になって支えてくれることが温かいなと思いました。」と店長。
さらに、自粛期間に新しい種をまいた。
テイクアウトをきっかけに、それまでお店に来たことのなかったお客さんが来てくれるようになった。新たにたこ焼きをメニューに加え、お客さんに安心して食事してもらえるよう、1人からお店を貸し切りできるようにもしたという。
苦しい状況にも前向きに取り組む姿勢が印象深かった。
Q.感染対策について教えてください。
アルコール消毒・マスク・換気・机周りの消毒を徹底して営業しています。お客さんがアルコールを撒いてくれたりもします。
新メニュー!たこ焼き
前述のとおり、「自粛期間中に新しいことを始めよう」と店を工事し、たこ焼き用のガス台を設置。たこ焼きがメニューに加わった。筆者もいただいたが、外はふわっと内はトロトロ、決め手のソースにかつおと青のりが相互作用を及ぼして美味しい…!
Q.家庭でも美味しく作る秘訣はありますか?
鉄板のたこ焼きと家庭のたこ焼き機では全然違います。
新鮮なタコを選んでみたり、味がシンプルすぎる時は出汁を工夫してみたり…お店によっても水分量と粉のバランスは違うため、いろいろな水分量試して自分の究極を見つけてみてください!
子ども食堂…次なる目標
オープンから1年、店長には次の目標がある。それは、地域に貢献することだ。
その1つとして、幅広い年代の子供たちに食事とコミュニティの場を提供する“子ども食堂”を考えている。
お店のお座敷で宿題をしたり、親同士が交流したり…『ゆうやけ』のアットホームな空間がさまざまな機能を持つだろう。すでに、この活動をサポートしたいという方もおり、輪が広がっている。
「とりあえずやってみて、だめだったら対策を考えます。この街で商売をさせてもらっているので、とにかく地域に貢献して地域とつながりたい。人間ひとりじゃ何もできないので、横のつながりを大切にしたいです。」と店長。
テイクアウトがメインの新店舗もオープン予定で、これからの取り組みに関心を持っていきたい。
(取材:松下華奈/文章:甲斐嗣弓)
ゆうやけさんの店舗情報
[住 所]小平市学園西町1丁目19−23 |
[電 話]042-403-9686 |
[営業時間]火曜日〜金曜日 17:00~22:00 (L.O 21:30) 土・日・祝 13:00~21:00 (L.O 20:30) |
[定 休]月曜日 |
[Instagram]https://www.instagram.com/yakiton_yuyake/ |